最近の動向2024

最近の建築基準法の動向について、いくつかの重要な改正点があります。

  1. 防火壁の設置範囲の緩和: 改正前は、木造部分と耐火構造等の部分を一体で計画する場合、耐火構造等の部分にも1000㎡以内の防火壁の設置が必要でした。しかし、改正により、防火壁で区画された耐火構造等の部分には防火壁の設置が不要になりました。これにより、建築物の設計において、より柔軟な対応が可能になります。
  2. 建築物の長寿命化、省エネ化を行う改修工事への遡及適用の緩和: 改正前、増築時には現行法規に適合する必要がありましたが、改正後は一定の改修工事に対して遡及適用が緩和されます。これにより、既存建築物の活用や省エネ性能の向上が促進されます。
  3. 接道義務、道路内の建築制限の遡及の緩和: 既存不適格な建築物に対する大規模修繕や模様替えなどの改修工事が容易になります。これは、市街地環境への影響が増大しないと認められる場合に限ります。
  4. 2025年(令和7年)4月1日に予定されている改正: 四号建築物の範囲が縮小される予定です。

これらの改正は、脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関連しています。建築基準法の改正は、建築物の安全性や環境性能の向上、そして建築業界のニーズに対応するために行われています​​​​。